北海道生活３年生

今日は結構な雨降りです。気温も低めの19℃。
関東には台風が接近しているようですが、北海道には別の大きな低気圧が来ていて、今日明日は荒れ模様とのこと。出かける用事が無くてよかったです。

２０１９年５月に北海道へ正式に移住してから丸２年が経ち、現在道民３年生となりました。移住の理由は２度目の結婚をする為。夫の住む十勝で新しい生活を始めるべくやって参りました。

正式にというのは、十勝の冬に私自身が適応できるのか判断するためのお試し期間を設けた為、２０１８年の本格的な冬に入る１１月に来道したのです。

そして、十勝の冬の厳しい現実を知ることに・・・

寒い

そりゃあそうなんです。北海道だから当たり前なんですが、十勝は中でも寒い！
平気でマイナス20℃を越えて来ます。毎年マイナス３０℃に達する地域もあります。
私の住む場所でもマイナス２７℃を経験したことがあります。

冬になるとマイナス気温が当たり前なので、会話ではマイナス付けなくなります。
「今日は８℃だって。あったかいねー」みたいな。マイナス８℃のことです。もちろん寒いです。

部屋の中は暑い

道民は寒がりです。家の中は全国のどこよりも暑いんじゃないでしょうか・・・。大きな灯油のストーブをガンガン燃やして、室温３０℃近くまで上げてきます。家の中では半袖短パンです。アイスまで食べちゃいます。暑くなったら窓を開けて外の冷気で調整しています。

来たばかりの頃は適応できず、よくのぼせてフラフラになっていました。
関東の家は寒かったのでね・・・。慣れるのに時間かかりました。

今は暑くなく寒くない程度に抑えてもらっています。

雪は少ない

関東に育った私には、北国＝豪雪地帯なイメージがあって、北海道も雪がたくさん降るんだろうなあと思っていました。もちろん日本海側はたくさん降るんだと思いますが、十勝は違いました。
日高山脈という大きなお山が日本海側からの雪雲を遮ってくれるので、雪の降る回数も量も想像よりはだいぶ控えめでした。

本格的に降り始めるのは、年が明けてから。そこからは常に氷点下なので重ねて降り積もっていきます。

氷の世界

氷点下が常なので、降った雪は解けません。道路や歩道は除雪は入りますが、毎回すべて取り去ることも出来ないので、残った雪でツルツルの凍った地面が出来上がります。ほぼ街中がこの状態に・・・。

来道して初めて本格的な雪が降った数日後に、ラーメンを食べに行き、食べ終わった後の駐車場で見事に滑って転んで・・・右足首を捻挫しました。冬に慣れるための期間だったはずが、捻挫で外に出ることも車の運転も出来ず、ひと冬を棒に振ってしまいました。

私には見たことのない世界でした。どこへ行くにも氷の世界・・・。
雪ではなく氷。雪の上は歩いたことありますが、よく考えれば氷の上はないかも。

関東では雪は降っても数日で解けてしまいます。残っていてもそれは一部で、そこだけ気をつければなんとかなるし、それも数日で解けて無くなります。氷の上を歩くという経験もない人の方が多いのではないでしょうか。

おかげですっかり恐怖症。
靴は裏に鋲の打ってある、滑りにくいと思われる物を購入し、備えています。
でも、なるべくひとりでは出かけないようになってしまいました。

十勝の皆さんは普通の靴や長靴でちょこちょこと上手に歩いていらっしゃいます。
あの域に達するのはいつになるんでしょう。
いつか、上手に歩ける日が来るのかな。

４度目の冬がもうすぐやってきます。